国道21号旧道(各務原市鵜沼)
岐阜県各務原市の鵜沼東町から鵜沼羽場町までを通る国道21号こと
鵜沼バイパスは1970年頃に工事が始まり、1972年に供用されました。
今回紹介する旧道のルートは殆どが中山道上にあり、現在とは異なる
狭い道を通っていました。
2枚目の写真は「鵜沼東町」交差点ですが、この区間は2018年に国道から
県道207号に降格しているため2023年現在は国道ではありません。
現在のルートは1枚目の国土地理院地図の通りになっています。
さらに昔は、旧21号と旧41号が重複する場所でもありました。
今回は鵜沼東町からスタートし、「鵜沼羽場町」交差点までの区間を
歩いたので紹介します。
スタートの交差点からうな神側のルートが旧道であり、片側1車線の広い
道が鵜沼宿方面へと続いていきます。
歩道側に建設省時代の境界杭があり、国道だった事が分かります。
旧道を進んでいくと大きめの交差点に差し掛かりますが、ここは旧中山道
の交点であり、旧道とは別の東西に走る道が中山道になります。
交差点から中山道のルートを通り、鵜沼宿へ向かいます。
国道かどうかを確かめたいのであれば電柱を見てみましょう。
現道及び旧道沿いの古い電柱には「国道東幹」などと書かれています。
中山道を西へ進むと坂祝バイパスの交差点に差し掛かります。
今はこのバイパスが国道21号です。2005年頃は広い空き地だったような
気がします。MEGAドンキもトップワン…だったかな?
昔の21号はこの狭い街道を通っていました。
道が舗装されるまでは大型車のすれ違いは大変だったんでしょうね。
現在の鵜沼宿は車の往来を減らすためか一部の区間を狭くしたり、段差を
設けたりしています。最近まで普通の道だったはずだったんですが。
鵜沼宿を抜け、再び西へ進みます。こんな道ですが昔はセンターラインが
ありました。中山道を歩く歩行者に考慮した結果なのでしょうか?
しばらく進むと、なんと現役時代のキロポストを発見しました!
数字は「39」で起点から39kmの地点となる…んでしょうか。
キロポストの地点からしばらく歩くと道が一気に広くなります。
そのあたりは昔から変わらないようですね。
消防署を通過し現道に合流します。「鵜沼羽場町」交差点、ゴールです。